既存の外来データ提出加算取得者へ|生活習慣病・在宅・リハで何が変わるか
外来データ提出加算を既に算定している医療機関向けに、生活習慣病・在宅・リハビリごとの点数・提出項目・適用時期の変更点を整理します。
外来データ提出加算を既に算定している医療機関向けに、生活習慣病・在宅・リハビリごとの点数・提出項目・適用時期の変更点を整理します。
すでに外来データ提出加算を算定している医療機関でも、2026年6月改定で対象施設・点数・提出項目が変わります。生活習慣病・在宅・リハビリの3領域ごとに、何が変わり何がそのままかを整理しました。
これまで生活習慣病管理料(Ⅰ)(Ⅱ)で外来データ提出加算(50点)を算定していた医療機関は、2026年6月以降充実管理加算へ移行します。
| 項目 | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| 名称 | 外来データ提出加算 | 充実管理加算 |
| 点数 | 50点(一律) | 10〜30点(実績で区分) |
| 評価軸 | データ提出のみ | データ提出+管理実績 |
令和8年3月31日時点で、生活習慣病管理料(Ⅰ)または(Ⅱ)の注4に係る届出をしていた医療機関には、令和9年3月31日まで充実管理加算1の実績要件を満たすものとして扱われます(出典:事務連絡 令和8年4月30日)。
| 状況 | 当面の扱い |
|---|---|
| R8/3/31時点で旧外来データ提出加算を届出済み | 充実管理加算1(30点)の実績要件を満たすものとして扱う |
| R8/6/1以降の充実管理加算1の算定 | あらためた届出は不要 |
| 改定前に試行データ提出済み | 充実管理加算の様式7の10・試行データの再提出不要 |
| 経過措置終了後(R10/4/1〜) | 実績値に基づき加算1・2・3が決定。区分変更時は様式7の11を再届出 |
経過措置は1年間の猶予です。R9年4月以降は実績評価が本格化するため、今のうちから継続受診率・検査実施率の改善が必要です(出典:佐々木総研グループ)。
2026年4月・5月分は2025年度調査実施説明資料に基づき作成。2026年6月分以降は2026年度仕様に切り替わります(出典:2026年度調査実施説明資料)。
| 区分 | 主な変更 |
|---|---|
| 削除 | 身長・体重、喫煙区分、入院状況、各疾患の診断年月、血圧・HbA1c関連、慢性合併症の細目、脳卒中・急性冠症候群の詳細既往など |
| 新設 | 認知症の有無、要介護度、生活習慣病管理料の主病、脳卒中の有無(簡素化)、急性冠症候群の有無、介護保険情報、特定健診の受診有無 |
2026年度は、糖尿病・高血圧症・脂質異常症に加え、慢性心不全・慢性腎臓病・認知症の患者、および要介護・要支援の患者も対象に含まれます。ただし、充実管理加算のみを届け出ている医療機関(旧外来データ提出加算届出済みを含む)では、糖尿病・高血圧症・脂質異常症を主病とする患者が必須で、それ以外は任意です。
リハビリテーションデータ提出加算は、引き続き50点/月1回で変更ありません(出典:令和8年度説明資料)。
| 対象リハビリテーション料 |
|---|
| 心大血管疾患(H000) |
| 脳血管疾患等(H001) |
| 廃用症候群(H001-2) |
| 運動器(H002) |
| 呼吸器(H003) |
提出の枠組み(外来様式1・EF統合・Kファイル・様式3)は生活習慣病と共通です。リハビリ単独で届出している場合、対象は「外来診療で1単位(20分)以上リハビリを実施した患者」に限定されます。算定できない場合でも実施していれば作成が必要です。
在宅データ提出加算も50点で継続です。対象は在宅時医学総合管理料・施設入居時等医学総合管理料・在宅がん医療総合診療料です。
| 区分 | 変更内容 |
|---|---|
| 削除 | 褥瘡の状態、がんのステージ分類(TNM・NRS) |
| 変更 | 患者の状態(別表第8の2→別表第8の3へ) |
| 新設 | 患者の状態(別表第8の3)のペイロード |
各年度5〜7月の訪問診療算定回数が2,100回を超える場合、次年度1月までに在宅データ提出加算に係る提出が要件化されています(出典:令和8年度説明資料)。
すでに充実管理加算を届け出ている医療機関が、地域包括診療向けの新外来データ提出加算も取得する場合は、あらためて様式7の10の届出が必要です。令和8年9月30日までに受理された場合、同年10〜12月分の充実管理加算の本データを外来データ提出加算の試行データとみなすため、対象患者の範囲が広がります(出典:事務連絡)。
提出項目の仕様切替(4〜5月は旧、6月以降は新)と、疾患別の対象患者の違いを、毎月の運用で取り違えると再提出や算定停止につながります。
**メディトク外来ワークス「データ提出」**は、2026年度仕様に対応した外来様式1の作成支援と、WebORCAからのレセプトデータ連携を一体化しています。旧届出済みの医療機関が経過措置期間中に実績データを積み上げるうえで、入力ミスと工数の両方を抑える手段になります。
改定のたびに事務局の資料を読み直すのは、開業医の時間を奪います。私は「6月から項目が変わる」とスタッフに共有し、4〜5月分と6月以降で入力シートを分けて運用しています。制度の変更点を、現場のチェックリストに落とし込むことが一番効きます。
経過措置の終了前に、実績指標(継続受診・検査実施・連携加算)の現状値を把握しておきましょう。ご相談はメディトクへ。
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